ガウチョスの2019年

 

今年も、多くの保育園、幼稚園、図書館などで公演させていただきました。私たちの舞台を見てくれた子どもたち、観劇会を主催してくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

特に今年は、海外の人形劇団と交流する機会を持てた年になりました。

4月に、タイのアユタヤで開催された国際人形劇フェスティバルに参加し、5月には、今度はタイから「セマタイ・マリオネット財団」を日本に招きました。また8月には、ロシアのチュヴァシ共和国で開催された国際人形劇フェスティバルに参加しました。

 

2019年のトピックスとして、この3つの国際交流の活動を紹介したいと思います。

 


 

アユタヤ・ハーモニー・パペット・ネットワーク2019

Ayutthaya  Harmony Puppet Network 2019

 

 

 4月12日〜14日 

 タイ王国アユタヤ県 ワット・プラ・ラーム前特設ステージ

 参加国:コロンビア、インド、日本、ラオス、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、タイ

 

ガウチョスは、2017年から2年続けて、タイで開催された国際人形劇フェスティバル「ハーモニー・ワールド・パペット・フェスティバル」に参加しました。世界20数ヶ国から集う、アジア最大級の人形劇のお祭りで、"Puppet for Peace" のテーマのもと、国や民族、宗教の違いをこえて、人形劇の上演やワークショップを通じて交流します。

地域コミュ二ティーとのつながりも大きな目的で、2017年はタイ西部のカンチャナブリ、2018年は南部のプーケットで開催されました。

この2度の参加で、フェスティバルを企画・運営した「セマタイ・マリオネット財団」とつながりができ、今年、彼らがオーガナイザーをつとめる「アユタヤ・ハーモニー・パペット・ネットワーク2019」に招待されました。

これは、アユタヤ県が主催する国際人形劇フェスティバルで、3日間に8つの外国劇団と7つのタイの劇団が、世界遺産の遺跡をバックにした屋外の特設ステージで公演を行いました。

 

 

ちょうど開催期間が、タイの旧正月「ソンクラーン」にあたり、ガウチョスは ”Japanese celebratory variety show” と題して、糸操りの獅子舞や南京玉簾、大黒舞や「さくら変奏曲」の踊りといった、おめでたい出し物を披露しました。

屋外ということもあり、大道芸のノリで、タイのお客さんと楽しい舞台を作りあげました。

遺跡を背景にした会場 隣接して飲食のできる屋台村も開設

 

ガウチョスのステ-ジ お手玉人形「玉之助」に、南京玉簾や踊り、獅子舞を披露

タイ、ミャンマー、ラオス、インドのステージ

アユタヤの遺跡や寺院 仏像に水や花を手向ける人々

旧正月ソンクラーンは水掛け祭りとしても知られ、特設会場では、消防車や象まで登場して盛大に掛け合ってます

カラフルな水鉄砲がいたるところで売られていて、歩いているといきなり水が飛んできます